日プ新世界(PRODUCE 101 JAPAN 新世界)の練習生たちを見ていると、同じ振り付けを踊っているのになぜか目を引く動きをする人がいますよね。その差の多くは「これまでどんなダンス経歴を積んできたか」に隠れています。

限界オタクSTELLA
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ダンスを10年以上やってきた身からすると、日プ新世界の練習生のダンス経歴を知ってからチッケムを見直すと「あ、この重心の使い方はバレエだ」「この音の食い方はHIPHOP仕込みだ」って気づくことがすごく多くて。経歴を知ってから見ると2倍3倍楽しくなりますよ!

今回は、バレエ・EXPG・専門学校・韓国留学・独学と、多彩なダンス経歴を持つ練習生たちをカテゴリ別に整理しながら、それぞれの経歴がステージにどう出るかをダンス経験者目線で徹底解説します。

この記事でわかること
  • バレエ・EXPG・専門学校・韓国留学・独学——日プ新世界のダンス経歴カテゴリと各特徴
  • 浅香孝太郎のバレエ16年経歴がK-POPダンスのどこに出るか、経験者が解説
  • 杉山竜司・照井康祐・藤牧大雅ほか、EXPG系練習生の「魅せ方」の秘密
  • 日本工学院専門学校・KASなど体系的なダンス教育を受けてきた練習生たち
  • ダンス経歴別で見た「デビュー後のグループ貢献度」考察

ジャンプできる目次

日プ新世界の練習生、ダンス経歴の「種類」を整理

練習生のダンス経歴を語るとき、「ダンス歴〇年」という数字だけ見ていても実はあまり意味がありません。

何年やってきたかより、どんなジャンルを・どんな環境で・どんな目的のために学んできたかの方が、ステージでの見え方に直結するからです。

なぜダンス経歴の違いがステージに出るのか?

結論から言うと、ダンスの種類によって体の使い方の「設計図」がまったく異なるからです。

たとえばバレエは、背骨を限界まで引き上げ、重心を高く保ったまま動くことを徹底的に叩き込まれます。

一方HIPHOPは、重心を低く落とし、膝や腰を柔らかく使ってリズムを体に沈み込ませる動きが基本です。この2つは、目指している体の形がほぼ正反対と言っていいくらい違います。

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PROJECT 7でバダさんが浅香孝太郎くんに「ヒップホップに見えてしまう」と指摘したのは、まさにこれが原因なんですよね。バレエで染み込んだ「引き上げる」感覚と、K-POPダンスが求める「沈み込む」グルーヴが混在していた。これはバレエ出身者が必ず通る関門で、逆に言えばそこをクリアした時の動きの品格は、他の経歴では絶対に出せない強みになります。

つまり、練習生のダンス経歴を知ることは「この人の体にどんな動きの設計図が入っているか」を知ることと同じです。

同じ振り付けを踊っていても、体の奥から出てくる質感がまるで違って見えるのはそのためです。

この記事でのカテゴリの分け方

日プ新世界の練習生のダンス経歴を、以下の5つに分けて整理します。

カテゴリ 主な練習生 特徴
バレエ出身 浅香孝太郎 体幹・軸・表現力が突出。K-POPへの「翻訳」が課題
EXPG・LDH系 杉山竜司・照井康祐・藤牧大雅 魅せ方・ステージング・エンタメ感覚に長けている
国内ダンス専門学校 小林千悟・松田太雅 複数ジャンルを体系的に習得。対応力が高い
韓国現地トレーニング 安部結蘭ほか K-POPの文脈・呼吸をネイティブで習得している
独学・異色経歴 倉橋吾槙・釼持吉成・熊部拓斗 型にはまらない個性とセンスが強み

なお、韓国サバ番への出演歴(プジェ・ボイプラ・タイプロ等)は別記事➔✨「前世・経歴持ち練習生まとめ」で番組別に整理しています。

この記事ではあくまでダンスを「どこで・どうやって学んできたか」に絞って掘り下げていきます。

バレエ出身——浅香孝太郎の16年が生み出す圧倒的な身体表現

日プ新世界の練習生の中で、ダンスの「土台」という観点から見て最も異色の経歴を持つのが浅香孝太郎くんです。

バレエ歴16年、全国コンクール入賞経験あり——その経歴がK-POPという新しいフィールドでどう化けるのかは、番組序盤から大きな注目を集めていました。

浅香孝太郎の16年バレエ経歴とコンクール実績

公式プロフィールの特技欄に「クラシックバレエ」と明記されている通り、浅香孝太郎くんのダンスの核心はバレエです。

幼少期から大阪のバレエスタジオに通い、2018年時点でコンクール入賞が複数記録に残っています。

コンクール・公演名 結果
2018年 第4回びわ湖洋舞コンクールinもりやま 入選
2018年 第2回クリエ全国プレバレエコンペティション 5位入賞
2018年 第12回京都バレエコンクールP.B.K 入選
2019年 第4回Artistic Ballet Gala コールド出演

全国規模のコンクールで5位入賞を果たすレベルのバレエ経験は、101人の中でも突出しています。バレエコンクールは採点が非常に厳しく、「入選」でさえ相当な実力の証明です。

浅香孝太郎くんの詳しい前世・経歴はこちらで詳しくまとめています👇
➔✨浅香孝太郎の前世・経歴まとめはこちら

PROJECT 7でわかった「バレエ出身の強みと課題」

バレエ経歴がK-POPの現場でどう作用するかが如実に出たのが、韓国サバ番「PROJECT 7」第4話でした。

「Closer」チームのパフォーマンスで、コウタロウは創作パートにバレエの技術を活かした見事なピルエットを組み込みました。

視聴者からは「金髪くん日本人なの?」「コウタロウ表現力すごい」と反響が続出し、MCのスヒョクから「毎日一番に練習室に来ていたそうですね」と紹介されるほど、準備への姿勢でも周囲の目を引いていました。

一方、中間チェックではディレクターのバダから「ヒップホップに見えてしまう。雰囲気が変わりすぎて違和感がある」と指摘を受けるシーンもありました。

修正を加えるも「どうして直らないの?意地を張ってる?」とまで言われ、最終的にはRyuDから「構成もいいし、創作ダンスもクオリティが高かった」と評価されて本番に臨んでいます。

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バダさんの指摘は、バレエ出身者あるあるなんですよ。バレエって「引き上げて伸ばす」動きが染み込んでいるので、K-POPが求める「グルーヴを体に沈み込ませる」感覚と真逆なんです。でもコウタロウくんはそこを指摘されてもすぐには直せなかった——それだけ16年間で体に入り込んだ動きの深さの証明でもあります。最終的にRyuDさんに評価されたのは、その葛藤を経て自分なりの答えを出したからだと思っていて。

バレエ仕込みの動きはK-POPダンスのどこに出るのか?

軸・ターン・空中姿勢・指先の品格の4点に、バレエ経歴は如実に現れます。

まずターンの美しさ。バレエのピルエットは体の軸を完全に垂直に保ったまま回ることを徹底的に訓練します。

この軸の感覚は、K-POPのフォーメーションダンスでも「ブレない」という印象を生み、グループ全体のクオリティを底上げします。

次に空中での姿勢。バレエで培われた背筋の引き上げと肩甲骨の使い方は、ジャンプやリフトの瞬間に「スッと伸びた」シルエットとして現れます。

引きのカメラで抜かれたとき、同じジャンプをしていても明らかにスタイルよく見えるのはこのためです。

そして指先の品格。バレエは手の先、指先まで神経が通っている状態を常に求めます。

激しいダンスの中でも指先が「流れていない」練習生を見たとき、多くの場合その人のバックボーンにはクラシックダンスの経験があります。

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ピアノをやっていた経験から言うと、指先への意識って本当に訓練しないと身につかないんですよね。ピアノは指先のコントロールがすべてで、バレエも同じく「指の先まで音楽を通す」感覚を求める。どちらも「末端まで神経を届かせる」という意識が共通していて、コウタロウくんの動きにはそれがちゃんと宿っています。

バレエ出身の弱点として挙げられがちな「グルーヴ感の薄さ」は、PROJECT 7での経験と日プ新世界のレッスンを経て着実に克服されていると感じます。

バレエで鍛えた土台の上にK-POPのノリが乗ったとき、それは他の誰にも出せない表現になるはずです。

EXPG・LDH系出身——「魅せ方」のプロを育てる環境

バレエが「体の設計図を作る」トレーニングだとすると、EXPGが育てるのは「ステージで人を魅了する技術」です。

LDH(EXILE・三代目JSBなどが所属する芸能プロダクション)が運営するEXPGは、ダンスとボーカルの技術だけでなく、エンターテイナーとしての「魅せ方」を徹底的に叩き込む環境として知られています!

EXPG・LDH系出身の主な練習生

日プ新世界のEXPG出身練習生として確認できているのは以下の3名です。

練習生 経歴 特徴
杉山竜司(RYUJI) EXPG大宮校在籍歴あり。兄はLDH所属WOLF HOWL HARMONYの杉山亮司 特技は「感情を込めて歌うこと」。ボーカル特化型
照井康祐(KOUSUKE) EXPG東京校→ワタナベエンターテインメント「DBSing」第2期生(2024年4月〜2025年1月) レベル分けテストでAクラス入り
藤牧大雅(F.TAIGA) 元EXPG生→JYP練習生→虹プロ2(日本合宿最終7位)→ボイプラ2出演 韓国現地トレーニングも経た「ダブルキャリア」型

3人の中で最もEXPGからの経路が明確なのが照井康祐くんです。

EXPG東京校での基礎固めを経て、ワタナベエンターテインメントのダンス&ボーカルプロジェクト「DBSing」に第2期生として選ばれ、約9ヶ月間プロを目指した活動を続けていました。その経歴がそのままレベル分けテストAクラスという結果に直結しています。

藤牧大雅くんはEXPGで基礎を固めた後にJYP練習生として韓国へ渡り、さらに虹プロ2・ボイプラ2と複数のサバ番を経てきた、このカテゴリで最もキャリアが「重層的」な練習生です。

EXPGのトレーニングはK-POPオーディションでどう活きる?

EXPGのカリキュラムの特徴は、ダンス技術の習得と並行して「見せるための演技・表情・ステージング」を一体として鍛える点にあります。これはK-POPのオーディション番組において非常に有利に働く素養です。

K-POPのオーディションでトレーナー陣が見ているのは、技術の正確さだけではありません。カメラに向かったときの表情管理、フォーメーションの中での存在感の出し方、グループの中で自分をどう見せるか——いわゆる「ステージング力」が、同じ実力なら評価の分岐点になります。

EXPGはLDHという日本トップクラスのエンタメ集団が運営しているだけあって、この「ステージング力」の教育密度が国内スクールの中でも突出しています。

実際にEXPG出身者がLDH所属アーティストとして活躍するケースが多いのも、技術だけでなくこの「魅せ方の感覚」が現場で通用するレベルで育っているからです。

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HIPHOPをやってきた経験から言うと、「上手い」と「魅せられる」は別物なんですよね。技術的に正確でも、カメラや観客に向けて「自分を届ける」意識がないとステージで埋もれてしまう。EXPGってその「届ける意識」を早い段階から叩き込む環境だと思っていて、照井くんがAクラスを取れたのはダンスの技術だけじゃなく、その意識の高さが出た結果だと感じています

一方で、EXPGのトレーニングは「日本のエンターテインメント」文脈で最適化されている部分もあります。

K-POPが求めるグルーヴやリズムの乗り方は、またそれとは少し異なる感覚が必要です。藤牧大雅くんがEXPGの後にJYPへ渡ったのは、その「K-POPの文脈」を現地で補いに行ったとも言えます。

EXPGで土台を作り、韓国でK-POPのノリを上書きする——このルートは、日本人練習生として理にかなった経路のひとつです。

国内ダンス専門学校出身!5ジャンルを体系的に学んだ実力派

バレエは「1ジャンルを極める」、EXPGは「魅せ方を育てる」——それに対して、国内のダンス専門学校が目指しているのは「複数ジャンルを体系的に習得した、オールラウンドなダンサーを育てること」です。

日プ新世界には、その代表格である日本工学院専門学校ダンスパフォーマンス科の出身者が2名参加しています。

日本工学院専門学校ダンスパフォーマンス科出身の練習生

練習生 経歴 特徴
小林千悟(CHISATO) 日本工学院専門学校ダンスパフォーマンス科出身。兄はTAGRIGHTの小林大悟 5ジャンル必修の体系的なダンス教育を修了
松田太雅(M.TAIGA) 同科出身→timelesz project(タイプロ)3次審査・暫定14位 バレーボール10年の体幹を土台に、専門学校でダンスを体系的に習得

日本工学院専門学校ダンスパフォーマンス科のカリキュラムは、HIPHOP・HOUSE・JAZZ・クラシックバレエ・コンテンポラリーの5ジャンルを必修とし、それぞれの基礎から応用までを徹底的に指導する内容です。

「好きなジャンルだけを深める」のではなく、複数のジャンルを並行して習得することが義務付けられています。

松田太雅くんの個別記事はこちら👇
➔✨松田太雅の経歴まとめはこちら

「5ジャンル必修」の教育がK-POPダンスに与えるアドバンテージ

K-POPのダンスは、単一ジャンルの動きで構成されているわけではありません。

HIPHOPベースのグルーヴにジャズの流れるような腕の動きが混在し、コンテンポラリーの表現力が組み合わさっている——そういう複合的な振り付けが当たり前に存在します。

この文脈で考えると、5ジャンルを体系的に学んだ経歴は「振り付けの文脈を読む力」として直接活きてきます。

「この動きはジャズだからこう体を使う」「ここはコンテンポラリーの表現だからこう解釈する」という引き出しが、最初から複数揃っているわけです。

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HIPHOPを長くやってきた身からすると、他ジャンルの動きを「ちゃんと理解した上でやる」のと「なんとなく真似る」のでは、仕上がりがまったく違うんです。専門学校で各ジャンルの「理屈」から学んでいると、初めて踊る振り付けでも体への落とし込みが早い。特にK-POPのレッスンって短期間で大量の振り付けを覚える場面が多いから、この対応力の高さは番組が進むにつれてじわじわ効いてくると思います。

また、クラシックバレエがカリキュラムに含まれている点も見逃せません。

バレエを「専門的に極める」のとは異なりますが、軸の感覚・姿勢の基礎・体幹の使い方といったバレエの基礎要素を一通り体に入れておくことは、どのジャンルを踊る際にも「動きの品格」として出てきます。

松田太雅くんの場合はさらに、バレーボール10年という異色のスポーツ経歴が体幹の土台として機能しています。ジャンプの着地の安定感、激しい動きの中での軸のブレなさは、競技スポーツで鍛えられた身体能力と専門学校で習得した複数ジャンルの知識が組み合わさった結果です。

韓国現地トレーニング経験組——本場で学んだダンスの中身

韓国のサバ番出演歴や前世については、別記事「前世・経歴持ち練習生まとめ」で番組別に整理しています。

このH2では「韓国の現地で、どんなダンス教育を受けるのか」という中身に絞って掘り下げます。

韓国現地トレーニングで学ぶダンスとは?

韓国現地でのK-POPトレーニングを経た練習生の代表として、安部結蘭(YURA)くんの経歴が非常に参考になります。

安部結蘭くんはKAS(KPOP ART SCHOOL)の長期留学プログラム「KPOPアイドルオーディションコース」にトータル8ヶ月在籍しました。KASはソウルに拠点を置くK-POPアイドル特化型のダンス留学スクールで、現地プロ講師によるK-POPダンス・ボーカル指導を行っています。留学後はFAN PICK(2023年)の1stミッションで1位を獲得し、PICKUS(ピカス)としてデビューを果たしました。その後PROJECT 7でもタイトルソングの授業評価で1位という実績を残しています。

KASのような韓国現地スクールや事務所練習生として学ぶダンスが、日本国内のスクールと大きく異なる点はどこにあるのでしょうか。

最も大きな違いは「K-POPダンスをK-POPとして学ぶ」環境にある点です。振り付けの指導者も、一緒に踊る仲間も、流れている音楽も、すべてがK-POPの文脈の中にあります。日本でK-POPダンスを学ぶ場合、どうしても「K-POPっぽいダンス」を外側から研究するアプローチになりがちです。一方、現地で学ぶとその呼吸やグルーヴが「当たり前の空気」として体に入ってきます。

安部結蘭くんの個別記事はこちら👇
➔✨安部結蘭くんの経歴・プロフィールまとめはこちら

限界オタクSTELLA
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HIPHOPも同じで、本場のサイファーやスタジオに実際に行って踊ると、日本で映像を見て練習するのとは体への入り方がまるで違うんですよ。周りが当たり前にその動きをしている環境に身を置くことで、頭で理解するより先に体が覚える感覚がある。安部結蘭くんが8ヶ月という長期間KASで学んだことの意味は、その「体への染み込み方」にあると思っています。

もう一つの特徴は、K-POPが要求するカメラ意識の訓練です。韓国のダンスレッスンでは、振り付けを覚えることと同時に「カメラにどう映るか」を常に意識する習慣がつきます。

表情管理、目線の使い方、フォーメーション内での存在感の出し方——これらはK-POPアイドルとして活動する上で不可欠なスキルで、現地で揉まれることで自然と身につくものです。

本場仕込みのダンス教育が日プのステージで出る場面

韓国現地トレーニングの経験がステージで最も出やすいのは、グループパフォーマンスの「合わせ方」の場面です。

K-POPのグループダンスは、全員が同じ動きをしていても「揃っている」と感じさせるためには、リズムの取り方や動きの「溜め」と「抜き」のタイミングを共有する必要があります。

これは振り付けを覚えることとは別の、いわば「K-POPダンスの共通言語」です。

現地でこの共通言語を体に入れている練習生は、初めて組んだメンバーとでも息が合わせやすく、グループ評価での強みになります。

安部結蘭くんがFAN PICKの1stミッションで即座に1位を取れたのも、KASで培ったこの「共通言語」の習得が大きく寄与していたと考えられます。

独学・異色経歴組——型にはまらない動きの持ち主たち

バレエ・EXPG・専門学校・韓国現地トレーニングと、ここまで「体系的な教育を受けてきた練習生たち」を見てきました。

しかし日プ新世界には、そのどれにも当てはまらない経路でステージに立っている練習生もいます。むしろその「型のなさ」が個性として光っているのが、このカテゴリの面白さです。

独学・異色経歴の主な練習生

練習生 経歴 特徴
倉橋吾槙(GOTEN) ダンス未経験→ダンバトオーディション(LDH D.LEAGUE関連)3次審査通過 14秒の動画1本で審査員の目を引いた天性のセンス
釼持吉成(KINARI) 慶應大学卒→社会人経験→ラップで日プ新世界に挑戦 人生を懸けた覚悟と言葉の力が武器
熊部拓斗(TAKUTO) 慶應大学出身・ミスター慶應2025グランプリ 釼持くんと「慶応Guys」チームを結成

3人の中で最もダンスの文脈で語れるのが倉橋吾槙くんです。

ダンス未経験でありながら、わずか14秒のダンス動画をダンバトオーディションに送り、ほぼ全員がダンス経験者という中で3次審査まで勝ち進みました。

技術の積み上げではなく、生まれ持ったリズム感と体の使い方のセンスだけで審査員の目を引いたという事実は、ダンス経験者から見ても率直に驚かされます。

釼持吉成くんと熊部拓斗くんは、慶應大学出身という「アイドルの文脈では完全に異色」のバックボーンを持ちながら、それをそのまま武器に変えてステージに立っています。

特に釼持くんは社会人を辞めて挑戦するという覚悟をラップに乗せてパフォーマンスし、第1話から多くの視聴者の心を掴みました。

「正規ルート以外」の経歴が強みになるのはなぜか?

体系的なダンス教育を受けていないことは、一見すると弱点に見えます。

しかし実際のオーディション番組では、「正規ルート以外」の経歴が強みとして機能する場面が確実に存在します。

理由のひとつは「型の染み込みがない分、個性が動きに直接出る」ことです。

長年特定のジャンルを訓練した練習生は、どうしてもその流派の「型」が動きに出ます。

倉橋吾槙くんのように特定の型を持たない練習生は、振り付けをそのまま自分の体で解釈するため、他の誰とも被らない動きの個性が生まれやすい。

限界オタクSTELLA
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長くHIPHOPをやっていると、逆に「HIPHOPっぽい癖」が抜けなくなる瞬間があるんですよね。型を持っていることの弊害というか。その点、倉橋くんみたいに白紙の状態から入ってくる人は、教える側からすると「何色にでも染まれる」という意味でポテンシャルの塊だったりします。審査員がそこを見抜いたのは、さすがだなと思います。

もうひとつは「ストーリーが視聴者の心を動かす」点です。

釼持吉成くんや熊部拓斗くんのように、アイドルとはまったく異なる世界から飛び込んできた背景は、それ自体が強力なコンテンツになります。

K-POPのサバ番は技術の競争であると同時に、誰の物語に共感するかという投票でもあります。

「なぜここにいるのか」が明確で強い練習生は、技術の差を物語の力で補うことができます。

ただし、このカテゴリの練習生が番組後半でも生き残り続けるためには、体系的なトレーニングを積んできた練習生たちとの技術差を縮めていく成長を見せることが不可欠です。

倉橋吾槙くんが今後どこまでダンスを吸収していくか、釼持くんがラップ以外の表現でどんな顔を見せるか——その成長曲線がこのカテゴリの最大の見どころです。

ダンス経歴×デビュー後のグループ貢献度を考察する

ここまで5つのカテゴリに分けて練習生のダンス経歴を見てきました。

最後に「では、どの経歴を持つ練習生がデビュー後のグループに最も貢献できるのか」という視点で考察してみます。これはあくまでダンス経歴に絞った考察です。デビュー予想の詳細は別記事で扱っています。

4つの必須ポジションとダンス経歴の関係性

日プ新世界のデビュー組に必要な「4つの必須ポジション」については、別記事で詳しく分析しています。

➔✨【日プ新世界】デビュー組に必要な4つの必須ポジションと該当練習生を徹底分析

ここではその補足として、各ポジションとダンス経歴の関係性を簡単に整理します。

ポジション 相性の良いダンス経歴 理由
センター・ビジュアル バレエ系・EXPG系 引きのカメラでのシルエットの美しさ、表情管理の精度が高い
メインダンサー 専門学校系・韓国現地系 複数ジャンル対応力とK-POPの文脈理解が直結する
リードダンサー EXPG系・専門学校系 グループ全体の動きを揃える「ステージング意識」が強い
パフォーマー・個性枠 独学・異色経歴系 型にはまらない動きがグループの表情を豊かにする

バランスの取れたグループを作るなら、どの経歴が揃うと強い?

結論から言うと、1つの経歴カテゴリに偏るより、複数のカテゴリが混在しているグループの方が表現の幅が広くなります。

たとえばバレエ出身者だけで固めたグループは、品格と軸の美しさは突出しますが、グルーヴ感や泥臭いエネルギーが薄くなりがちです。

逆にHIPHOP・独学系だけで固めると、ノリと勢いはありますが、フォーメーションの整然とした美しさや繊細な表現力が弱くなる可能性があります。

限界オタクSTELLA
限界オタクSTELLA
JO1やINIを見ていても、「全員が同じ路線の上手さ」じゃないんですよね。バックグラウンドが違う人間が集まっているから、楽曲によって誰かが突出して輝く場面が変わる。それがグループとしての「層の厚さ」になっていて、長く活動できる強さに繋がっていると思います。今回の日プ新世界も、経歴の多様性という意味では過去シーズンで最もバリエーションが豊かなので、どんな組み合わせのグループが生まれるのかが今から楽しみです。
愛猫ビョル
愛猫ビョル
過去のサバ番データを見ても、デビュー後に長く活動できるグループは「誰がセンターに立っても絵になる」多様性を持っていることが多いニャ。ダンス経歴の違いは最初は「差」に見えるけど、グループとして機能し始めると「個性の幅」に変わるニャ。

今回の日プ新世界は、バレエ・EXPG・専門学校・韓国現地・独学と、これだけ多彩なダンスバックボーンを持つ練習生が一堂に会した過去最多様なシーズンです。

12人というデビュー枠の中に、どんな経歴の組み合わせが収まるのか——ダンス経歴の視点で見続けると、番組の楽しみ方がひとつ増えるはずです♪

まとめ

今回は日プ新世界の練習生たちのダンス経歴を5つのカテゴリに分けて整理し、それぞれの経歴がステージにどう出るかをダンス経験者目線で解説してきました。

「ダンス歴〇年」という数字だけでは見えてこない、経歴の「中身」を知ることで、同じチッケムを見ていても気づけるポイントが増えてきます。

バレエ出身者の指先の品格、EXPG仕込みの魅せ方の精度、専門学校系の振り付け対応力の高さ、韓国現地トレーニングで染み込んだK-POPの呼吸——それぞれの経歴が、ステージの上で確かに「違う顔」をして現れています!

  • バレエ出身(浅香孝太郎):軸・ターン・指先の品格が突出。K-POPへの「翻訳」を乗り越えた先に唯一無二の表現が生まれる
  • EXPG・LDH系(杉山竜司・照井康祐・藤牧大雅):ステージングと魅せ方の精度が高く、カメラ前での存在感が強い
  • 国内ダンス専門学校(小林千悟・松田太雅):5ジャンル必修の体系的教育で振り付け対応力が高く、K-POPの複合的な振り付けに強い
  • 韓国現地トレーニング(安部結蘭ほか):K-POPダンスの「共通言語」をネイティブで習得。グループでの合わせ方が自然
  • 独学・異色経歴(倉橋吾槙・釼持吉成・熊部拓斗):型にはまらない個性とストーリーの強さがグループの表情を豊かにする

どの経歴が「正解」ということはありません。多様なバックボーンを持つ練習生たちが12人のデビュー枠に向けて競い合い、そして最終的にひとつのグループとして機能していく…..その過程を、ダンス経歴という視点を持ちながら見届けていきたいですね。

各練習生の前世・出演歴については「前世・経歴持ち練習生まとめ」もあわせてチェックしてみてください!

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日プ新世界を追い続ける限界オタク兼ブロガー。公開動画・番組情報・練習生の発言をもとに、パフォーマンスの見どころや人気の理由、デビュー予想をダンス経験者の視点も交えて整理しています。 ➔✨プロフィールはこちら